年中行事

1月

歳旦祭(1月1日)

元旦午前8時、一年でいちばん最初の神事、歳旦祭が行われます。早朝6時に境内にある晴明井より汲み上げた若水を神前にお供えし、四方を拝して、その年の国家の安泰を祈願致します。晴明神社には、午前0時を過ぎたころから多くの方々がお参りに来られます。

2月

節分星祭(節分日)

節分の「節」とは、一年の節目を意味します。そして、この日を境に、「陰」から「陽」へ「気」が変わります。その節目の日に穢れを祓う祭儀が節分星祭です。陰陽道と深い関係をもつ晴明神社では、この祭事を大切にしております。この日、人々は人形(ひとがた)という人の形を模した紙に息を吹きかけ、自らの穢れを移して神前に納めます。こうした慣習は、地域の人々にとっては慣れ親しまれたものであり、日が暮れる頃には、多くの人々が人形と歳の数だけお豆をいれた袋を持って境内にやってきます。また、境内の一角の焚き上げ場にも人が集い、次々と古いお札が持ち込まれます。その風情は静かで、どこか清々しく、一年の節目となるべく厳粛な気配がそこかしこに漂っています。

6月

火災除祈願祭[非公開](6月26日)

当社は古くより火災除の神として信仰が篤く、不思儀なる霊験も数多くあります。
この祭儀は非公開ですが、当日祈祷の後、護符を授与します。

7月

桔梗の花

毎年6月中旬に桔梗苑の桔梗が開花。7月には、たくさんの桔梗の花が凛と咲き誇ります。年にもよりますが、おおむね涼しい風の吹き始める初秋までお楽しみいただけます。

9月

晴明祭

宵宮祭(秋分日前夜)

例祭の前夜、午後7時より宵宮祭があり、古式豊かに「湯立神楽」が奉納されます。無病息災を願うたくさんの方がお清めされた熱いお湯をうけられます。また、地元の子どもたち約100名が列をなす「お迎え堤灯行列」も執り行われます。

例祭(秋分日)

晴明神社において、一年でもっとも重要な祭儀です。祭儀は、午前10時より行われ、氏子奉賛会や講社員が多数参列し、献茶や献花等もあります。境内には露店が立ちならび、たいへん賑わいます。

神幸祭(秋分日)

例祭の午後に行われる祭儀で、神輿の渡御があります。神輿は、午後1時に本社を出発。堀川通を中心に、西は智恵光院通、北は寺ノ内通、南は下長者町通の間の氏子町内を練り歩きます。祭列には 勇壮なる少年鼓笛隊を先頭に、菊鉾、扇鉾、獅子、御神宝、飾馬等に晴風稚児、八乙女、四神稚児などが、装いも美しく供奉します。神輿は、本社神輿のほかに 「桃薗みこし」「聚楽みこし」の二社の若神輿が巡幸。道中で、御旅所祭を行い、午後6時に本社に還御します。

嵯峨墓所祭(9月26日)

晴明公の御命日にあたり、嵯峨墓所に参拝し、祭典を執り行います。お供えをし、祝詞(のりと)を上げる簡素なものですが、例年熱心な方がお参りされます。

11月

御火焚祭(11月23日)

火を焚きあげる簡素な祭です。京都では、各町内や家々で古くから行われていましたが、近年では徐々にその習慣は失われつつあります。晴明神社では、五行説に基づくものであるとし、重要な祭として執り行っています。その目的は「火生土」の理、すなわち火を焚きあげることで作物を生成する際に疲弊しきった土を甦らせることであるといわれています。毎年、人数を限定してはおりますが、一般の方々も社殿にお入りいただき、この神事にご参加いただきます。寒さが深まりゆくなか、しんしんと静かな時間の中でほむら(炎)が神官によって焚き上げられる。その厳粛な御火焚祭に、参拝者の方々は、静かな感動を感じておられるようです。

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